カオス状態
ある高齢者施設で仕事をした時の事
入所者は少人数ではあったが、
3割の入所者が体を少し動かすだけで
痛い!と叫ぶ状態
介助するにも時間が掛かる。
神経も使う。
車椅子に座っていると傾いてきたり
移乗した時に上手く座らせる事が出来ずに
傾いたままだったり
それを直すにも神経も声掛けも時間も体力も必要
中には、痛いからやらなくて良い!
って言う入所者もいる。
介護拒否の入所者もいるし
男性職員にしかさせない入所者もいる。
いくら座り直しをしても また傾いてくるし。
傾いたまま座っていると、まぁまぁクリアな入所者が、
傾きを直してあげてと言う。
はぁー何でそんな余計な事言うの?
(職員達は多分そう思っている。私も。
なので職員達は動かない)
それは分かります。普通であればそうします。
傾いている入所者の1人は
傾きを直しますねと伝えると
いいです!と拒否。
食事もやっと自分で食べられるかな?と言う状態
なので、スプーン持ってきますねと伝えると
いいです。箸でたべるからと。
食べられないでいたので、おかずを私取りますねと声掛けて、フォークに刺しおかずを口の中にいれた。ニコニコしながら食べた。
しかし私が食べるの手伝って良いですか?と言うと。
あなたが食べるの?(バカにしたように)
と。
歯磨きの時に手を伸ばせないから
声掛けしてコップに水を入れて置いて置くと、水を捨てる等々。
この入所者の方は、プライドが高く、長く勤務している女性職員達にも同じ様に嫌味を言う。
他にも内服拒否の方、歯磨き、トイレ
パット交換拒否、等々。
食事も1時間以上かかる。
そして、職員達の仕事は、ズレにズレて
神経つかって声掛けして嫌味吐かれて
起床介助から何から何まで時間が掛かる
そんな入所者の方々がほぼ
男性職員には素直に応じる。
本当に気難しい入所者の方達
精神がおかしくなる。
私には無理な職場だった。
本当のカオスな入所者達
だから辞める職員が多いのだろう。
全介助の方もおられたが、神経はやられなかった。